2008年08月28日

魅惑の黒いお砂糖

さて、この記事で紹介した黒糖。
実は波照間(ハテルマ)産は、私(沖縄取材スタッフ)がこっそり持ち帰っておりました・・。

那覇からジェット機で1時間ほどで石垣島。さらに高速船で1時間ほど南へ。
そこに波照間島が浮かびます。人が生活する島では日本最南端の離島です。人口600名ほどの小さな島。南十字星が見えるそうです。
ぜひ行ってみたいと思いませんか!

波照間島も古くより、さとうきびの産地として知られています。

沖縄産の黒糖はナトリウム成分が濃いため?塩辛さを感じます。
甘くて、苦くて、塩辛い。私は、この3つのバランスが黒糖テイスティングのポイントだと思います。
お砂糖なのにしょっぱい?と不思議に思うかも知れませんね。でも、波照間産の黒糖も、「微妙に感じる」程度ではなく、はっきりと塩気があります。

ミネラル豊富な黒糖。黒糖をお菓子やお料理に使うのもグッドアイディア。
でも、初心者の皆さんは「白砂糖の代わり」と安易に考えないように。黒糖は色も味も主張します。積極的に黒糖の風味や色を生かす発想で使いましょう。蜂蜜やメイプルと同じですね。個性はそれ以上かも?
必ず味見してから加えてください。特に塩っ気は、スイーツでもお料理でも強く出てしまうので注意ですね。
スイーツ作りが得意な方はご存じかと思いますが、茶色っぽい「三温糖」と黒糖は異なるモノです。砂糖は種類がいっぱい。私も研究したいと思います。

黒糖は細かく砕いてテーブルシュガーとして、コーヒーや紅茶に合わせてみても楽しいと思います。豆や茶葉との相性も試してください。

ちなみに、世界でも有数の美しい海に囲まれた沖縄は、自然塩の産地でもあります。市場でもたくさんの種類が売られています。お塩も産地や職人さんによって味が違います。
塩だけでもこんなに美味しいの!と感激するような塩にも出会いますよ。逆に塩なのに甘い!ということも。私はお料理にこだわる方へのお土産に沖縄の塩を贈っています。とっても喜ばれますよ。

沖縄に行ったら、砂糖と塩のテイスティングで味覚を磨いてください!

追:私が持ち帰った波照間の黒糖はキャラメル型(キューブ型)ではなくて、ゴツゴツした石のような外観。素朴です。
甘みと塩気のバランスから、上等なシングルモルトウイスキー等のおつまみに最適かも?

→八風畑さんのホームページには「黒糖のできるまで」が紹介されています。

→「お砂糖の国のお姫さま」の6枚目。沖縄を象徴するさとうきび畑の風景。(沖縄南部にて)

魅惑の黒いお砂糖


▲収穫後のさとうきび。(八風畑さんにて) Photo:Tsunetaka Shimabukuro





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