2008年08月27日

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ

お料理もスイーツも器や盛りつけが大切。テーブルの小物もコーディネートして楽しみましょう。
今回、フォトアルバムでご協力いただいたカフェのスイーツから、お勉強してみました。
皆さんも、さりげない沖縄らしさを感じてください。

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ


▲「琉球、アフタヌーンティー」のオープニングはRosuiiさんのビターチョコレートのタルト。
洋風スイーツを和食器(または、エイジアンな焼き物)に盛りつけるスタイルは試した方も多いかと思いますが、安易に使うと、和のムードと喧嘩してしまう場合もあります。
Rosuiiさんでは、厚みのある陶器を使用。チョコレートの濃いブラウンカラーに果実の実を合わせています。
渋めのフラワーアレンジメントも合わせて、全体を同じトーンで整え自然な流れでまとまめています。その結果、ウッディなお店の雰囲気とも調和した空気感が漂います。(たとえば、白い洋食器だと軽い「浮いた」印象になってしまうかも。)
ブタさんとネコちゃんが遊ぶかわいい小物は、窓際にディスプレイされていたものを、撮影のためにフォトグラファーのShimabukuro氏がコーディネートしました。

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ


▲同じくRoguiiさんのテーブル。アンティーク調の赤いポットが、濃い器に合わせてシックです。写真ではぼけていますが、花柄がカワイイです。和のようでもあり、アジア大陸風のようでもあり、欧州の農村のようでもある無国籍テイストが上手に醸し出される組み合わせだと思います。

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ


NOAHさんは、オーガニック・ナチュラルなコンセプトに合わせて、過剰な装飾を避けシンプル。
焼き菓子系スイーツは盛りつけが寂しくなりがちですね。でも、NOAHさんでは、赤い冷たいハーブティーと、ブルーの琉球ガラスの一輪挿しとコーディネート。沖縄らしいセンチメンタルな情緒に和みます。器の下のマットも涼しげ。効果的ですね。清らかな上品さと、枯れすぎない輝きのバランスが素敵です。
シンプルな焼き菓子のコーティネートの参考にいかがでしょう。
琉球、アフタヌーンティーの14枚目もご覧ください。

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ


▲「お砂糖の国のお姫さま」のエンディングは、八風畑さんの「ぜんざい」。黒糖の蜜でいただきます。
氷を冷たい陶器の器に盛りつけると、ガラスとは違う品のよさ。陶器のヒンヤリした感触も氷に合います。
ちなみに、八風畑さんのぜんざいは、豆も黒糖で煮ていますから、滋味深いです。
おきなわの「ぜんざい」についてはこちらもお読みください。

沖縄カフェで、スイーツコーディネートを学ぶ


▲「琉球、アフタヌーンティー」の6枚目は八風畑さんの黒糖カラメルプリン。
月桃の葉とドラゴンフルーツの鮮やかで深い赤が「南国の太陽の下」を演出しています。

黒糖のプリンについては八風畑さんのブログでも紹介されています。ぜひ、ご覧ください。ほんとうに美味しいですよ!八風畑さんのスイーツをいただくと、黒糖って素晴らしい素材だ!とつくづく感じます。

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沖縄には独特の焼き物があります。沖縄を訪れたら、ぜひ、お気に入りを探して皆さんのスイーツコーディネートの素材に加えてみてはいかがでしょうか。
「土もの」と、洋風スイーツと合わせるのはセンスが必要ですね。でも、沖縄の焼き物は素朴な味わい。唐津や久谷では重すぎる・・・とお考えの方も、よいアイディアが浮かぶかもしれません。
琉球グラスも綺麗です。水羊羹などの夏の和菓子には合わせやすいと思います。ガラスのカラーと上手に合わせてください。

→那覇の「壺屋」(地名)には今も窯元が残ります。国際通りから平和通りのアーケードを抜けたあたりです。ぜひ、お散歩がてらに訪ねてください。
琉球ガラスのお店は国際通りや市場のアーケードにたくさんあります。できれば、本格的な作家さんの作品に触れましょう。


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